レンタルサーバーを さくら から ConoHa WING に移行して超快適になりました

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我が家では、2006年から15年間、さくらインターネットの「さくらのレンタルサーバ」を使い続けてきましたが、このたび「ConoHa WING(コノハ ウイング)」に引越をしました。結論から言って、非常に快適になって大正解でした。

さくらインターネットからConoHa WINGにサーバを移行した理由

本サイトをはじめ、いくつかのWebサイトを立ち上げていますが、「さくらのレンタルサーバ」は、WordPressの管理ページ(ダッシュボード)が、クリックの反応に数秒かかるという状態で、非常にストレスを感じていました。

Webサイトへのアクセス時に表示時間が2秒増加するだけで、サイトから離脱するユーザーが50%増加するという調査結果がありますが、他人のサイトならともかく、自分のサイトなので離れるわけにも行かず・・・(笑)

原因は分かっていました。WordPressがサーバーへ与える負荷の大部分はPHPの実行です。「PHP」とは、サーバー側で動的にWebページを生成することができるプログラミング言語です。

さくらのレンタルサーバでは、2018年4月より、高速にPHPを実行させることの出来る「モジュール版PHP」が利用出来るようになっています。さくらのレンタルサーバではいくつかのプランがあり、一番多く利用されているプランは月額524円で利用できる「スタンダードプラン」ですが、このスタンダードプラン」では、2018年4月より前からの契約者は、モジュール版PHPが利用出来ないとのことでした。モジュール版PHPを利用するには現在のプランを解約して、新たに同じ「スタンダードプラン」を申し込まなければならないとのこと・・・

「スタンダードプラン」を契約し直すことも考えたのですが、長年の利用者を切り捨てる」という、さくらインターネットの運営方針にも、少し不信感が出てきたので、どうせ契約し直すなら、他社のレンタルサーバーに乗り換えてみようと思い「ConoHa WING」を契約しました。

速度を売りにしている「ConoHa WING」

WordPressの管理ページは頻繁に使うものなので、速いレンタルサーバに引っ越すことで動作が重いという不満を解消出来るかなと考えました。

国内のレンタルサーバーを調査したところ、ConoHa WINGの処理速度が最も速くユーザの満足度も高いということでした。公式サイトでも「ConoHa WING」の処理速度は、2位に約2倍の差をつけての圧倒的1位と謳っています。

国内レンタルサーバーサービス Webサーバー処理速度ランキング1位※GMOインターネット株式会社「ConoHa」公式サイトより

レンタルサーバー会社も、サービス改善にしのぎを削っているので、常に上記のように圧倒的に速いのかは正直わかりませんが、「ConoHa WING」は、その優位点を「速さ」に置いているので、「速さ」を継続的に追求してくれるレンタルサーバーサービスだと考えました。

「速さ」の観点では、ほかにも「Xserver」や「ロリポップ」も候補に挙がりましたが、レンタルサーバーサービスとしては最後発(2018年9月)ということで、今回は「ConoHa WING」にしました。

「さくら」から「ConoHa WING」への移行

私の場合、移行すべきサービスは、WordPressサイトメールでした。

WordPressの移行は不安がいっぱいですが、ConoHa WINGでは、「WordPressかんたん移行」というツールが用意されています。面倒な操作なく、ワンクリックでWordPressサイトを移行することが出来ます。
サイトの大きさによるのでしょうが、私が管理しているWordPressサイトは、1つのサイトあたり20分ほどで、全て問題無く移行できました
実は「WordPressかんたん移行」があったことも「ConoHa WING」を選んだ理由です。

メールについては、「メールソフトの受信設定の二重化」と「ドメインレジストラのネームサーバの書き換え」だけで済みますので、難なく完了しました。ネームサーバを「さくら」から「ConoHa WING」に書き換えて1時間以内には、完全に「ConoHa WING」側のメールサーバに移行していました。

移行方法は、後日記事にしたいと思います。

「さくら」と「ConoHa WING」の比較

「さくら」から「ConoHa WING」に移行して、まず感じたのは、WordPressの管理ページ(ダッシュボード)が感動的なくらいサクサク動きます。これは本当に感動しました。今までのストレスは何だったのか・・・

ConoHa WINGの速度

Webサイトのパフォーマンスを評価してくれる「PageSpeed Insights」で確認してみましたが、記録に残せていませんが、「さくらインターネット」では約55近辺だったのが、「ConoHa WING」では97まで改善しました

ConoHa WINGの管理メニュー

メニューは、契約しているサーバーレベルでの「サーバ管理」、その中で管理している複数のドメインを設定する「サイト管理」、さらに各ドメイン内でのメールアドレスを管理する「メール管理」など、シンプルで直感的にわかりやすく階層分けされています

一方、さくらのレンタルサーバのインターフェースは、2018年に登場した「バージョン2」になって、ずいぶん改良されましたが、レンタルサーバ黎明期から、何年もかけて拡張してきたという歴史的経緯を引きずっており、洗練度合いは今ひとつで、よく迷子になったものです。
個人的には、例えば「サーバステータス」「サーバ情報」「スクリプト設定」などは、ConoHaのように「サーバー管理」とまとめてしまえばいいのにな・・・と思います。

ConoHa WINGの料金

両者の比較をすると価格的には、「さくらのレンタルサーバ」の大勝利です。

さくらのレンタルサーバ(スタンダード):一括 5,238円/年(月額436.5円)/初期費用 1,048円
Conoha WINGパック(ベーシック):一括 11,172円/年(月額931円)/初期費用 0円
※ 一括 29,808円/3年(月額828円)/初期費用 0円
わかってはいましたが、やはり「さくらインターネット」は安いですね。
ただ、Conoha WINGの「WINGパック」では、独自ドメインが2つまで無料でもらえます。トップレベルドメイン(TLD)によりますが、1ドメインあたり年間2000円前後だと考えると、費用的にはそれほど変わらなくなってきます。

個人的に少し不満に感じた点

「Conoha WING」の良いことばかり書いてきましたが、使ってみると少し不満に感じる点も見えてきました。

メールの転送設定がわかりにくい

これを不満と言ってしまうのは、一般的には間違っているかもしれませんが・・

「さくらのレンタルサーバ」の場合

「さくら」では、メールアドレスの設定画面で「転送先アドレス」という欄があり、そこに転送したい宛先を書いておけばよくて簡単でした。

「ConoHa WING」の場合

「ConoHa WING」では、転送設定が高機能になっており、条件を柔軟に指定して転送することが可能になっています。下の図は、「yyy@abc.com」を転送専用アドレスとして、届いたメールを全て「xxx@abc.com」に転送する設定です。

何がわかりにくいのかというと「判定箇所」のところが「送信先アドレス」だけでなく「送信元アドレス」「タイトル」「本文」も選べてしまうんですよね。「ConoHa WING」のメール転送設定が高機能だからなのですが、ほら・・間違いやすいかなと(汗)。

メールアドレスは無制限に作れますので、ひとまず窓口となる「代表アドレス」でメールは受けておいて、条件に応じてサブアドレスに転送するということも「ConoHa WING」のメール転送機能なら可能になるということですね。

サーバ移行が不安なら

今回は、私自身が移行した、Conoha WINGの「WINGパック」の紹介をしましたが、「通常プラン」なら、初期費用0円、1時間ごとに利用料金が2.2円(52.8円/日、1ヶ月の最大料金1,320円)で利用出来ます。

ひとまずは「通常プラン」契約してみて、「WordPressかんたん移行」でWordPressサイトを移行してみて、新サイトが問題無く動作できたら「WINGパック」に切り替えるということも可能です。

例えば、「通常プラン」を契約して「WordPressかんたん移行」でサイトの引越が問題なく進めば、ほんの数時間の作業でしょう。

もし、気に入らなかった場合、すぐに解約すれば数十円の費用で済みます。例えば、WordPressサイトの検証に8時間かかったとしても、2.2円/時間×8時間=17.6円 です。

まとめ

以上、私が「さくらのレンタルサーバ」から「ConoHa WING」に移行するにあたって、移行を決めた理由、速度や使い勝手、料金の比較、実際に移行しての感想などについて解説しました。
移行の手間こそありましたが、たった数時間の作業で、この快適さが手に入ると思うと非常によい買い物でした。

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