【FX基礎】外貨預金を検討している方に「超低レバレッジFX」をおすすめする理由

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外貨預金をやってるよ〜!という人も私の周りには多いです。

外貨預金をする目的は色々でしょうが、ほとんどの人は為替リスクのヘッジ(回避)のためや、日本円に比べて金利が高いという理由かと思います。例えばこんな感じですね。

※ソニー銀行のWebサイトより引用(2021年4月25日現在)

日本の普通預金の金利は0.001%と低金利の状況が続いているので、円のまま預金しておいてもなかなか資産をふやすことができません

以前は「FXがおすすめですよ」と説いて回っていたのですが「FX=ギャンブル」という既成概念に囚われて、なかなか話も聞いてもらえませんし、「悪の世界に引き込むとんでもない奴」というレッテル?を貼られそうになったこともあったので、今は外貨預金について話す周囲の人に対しては、お釈迦様のような、アルカイックスマイルでスルーすることにしています、笑。

外貨預金もFXも、為替差益と金利による収益を目的とする運用商品としては同じものなのに、FXに対して悪い印象を持っていて「喰わず嫌い」になっている人も多いのではないでしょうか?

ここでは、FXを外貨預金と同程度のリスクで比較的安全に運用する方法と、その場合の外貨預金に対するメリットについて解説します。

外貨預金やFXで利益を得る仕組み

外貨預金FXも「外国為替取引」の一種です。「外国為替取引」とは、ある国の通貨を別の国の通貨に換える取引のことです。

例えば、日本円と米ドルの2つの通貨を考えると、ニュースでも「今日の為替増場は1ドル110円」などと報じられるように、日々相対的な価値が変動します。この通貨の価格(為替レート)の変動に着目して取引するのが外貨預金FXです。

為替レートの変動でなぜ利益や損失が発生するかについては、下記の記事でかなり詳しく解説しています。

上記の記事にも書きましたが「為替レートの差額による損益」「各国の金利差による損益」の2つの仕組みによって利益(または損失)が発生します。

為替レートの差額による損益

1ドル100円の時に円をドルに替えて、1ドル110円になったときにそのドルを円に替えれば、1ドルあたり10円の為替差益が生まれます。

上記の例で、1万ドルの取引をすれば、1万ドル×10円/ドル=10万円 の利益が得られます。

各国の金利差による損益

日本円の政策金利は、2021年4月現在マイナス0.1%ですが、世界には金利の高い通貨もあります

例えば、米ドルは2021年4月現在では0.25%ですが、2年前の2019年3月は2.5%でした。

低金利の日本円で高金利の通貨を買うことで、通貨間の金利の差分が利益になります。これが、外貨預金においては「預金金利であり、FXでは「スワップポイント(スワップ)と呼びます。

外貨預金の特徴

まずは、外貨預金について考えてみましょう。

外貨預金の主な特徴は、下記の通りです。

  • 為替が変動することで利益または損失が発生すること
  • 円と外貨の交換には一般に為替手数料がかかる
  • 利息も外貨で支払われる。

外貨預金のメリット

例えば、外貨定期預金などは固定利率、手数料も固定のことが多いので、預入れた時点で、為替レートに対する損益分岐点の計算が可能です。

ですので、外貨での運用経験が少ない人でも意識するポイントが少なく、理解しやすい商品になっています。

外貨預金のデメリット

手数料が非常に高い

為替手数料は、円を外貨に換える際のレート(TTS)、外貨を円に換える際のレート(TTB)の差で、例えばみずほ銀行の外貨預金では、2021年4月現在では下記の通りになっています。

円をドルに替えると1ドルあたり1円、ドルを円に替えると1ドルあたり1円、つまり日本円からドル建てで預金し、定期預金の満期後に日本円に戻す場合、往復で1ドルあたり2円かかるということです。1ドル100円とすると、手数料の割合は2%になります。

仮に、為替レートが1ドル100円として、1万ドル(100万円)の外貨預金を行うと、200ドル(2万円)の手数料がかかるということになります。

預金保険機構による保護の対象外

外貨預金は、預金保険機構による保護の対象外です。

そのため、預け入れている金融機関に万一のことが生じても、預金が全額保証されるとは限らないことは注意しておく必要があります。

FXの特徴

外貨預金FXも「外国為替取引」の一種ですが、FXは正確には「外国為替証拠金取引」と呼ばれます。これは、一定の証拠金(保証金)を担保として預け、その証拠金以上の取引金額で外国為替取引を行うことを言います。

FXのメリット

外貨預金と比較した場合のFXのメリットは、①レバレッジがかけられる、②手数料が圧倒的に安い、③信託保全制度があるという3点があげられます。

他にも「売り」から取引できるなど、外貨預金には存在しないFXならではの特徴もあるのですが、ここでは外貨預金と比較する観点で、本記事では省略します。

初心者向けのFXの魅力については、下記の記事にまとめてあります。

レバレッジをかけられる

証拠金に対する取引金額の倍率をレバレッジと言いますが、日本の証券会社では、1倍から最大25倍まで設定することができます。

例えば、1ドル100円のとき、100万円の証拠金に対して最大25倍のレバレッジをかけると、2,500万円(25万ドル)までの取引ができます。

個々で注意が必要なのが、損失分は証拠金から振り替えなければならないということです。

つまり大きなレバレッジをかけた場合、預けた証拠金に対して大きな取引ができるため、為替相場が予想どおりに動いた場合には、大きな利益が期待できますが、予想と反対に動いた際には、大きな損失を被る可能性があります。

手数料が圧倒的に安い

FXの手数料の例ですが、下記は、おすすめFX会社の一つであるDMM.com証券DMM FX取引画面です。

赤枠で囲った、USD/JPY(ドル円)の売値と買値の差(スプレッド)は0.002円、つまり0.2銭です。

仮に、為替レートが1ドル100円として、1万ドル(100万円)のFXでドル円の往復取引を行う場合の手数料は、たったの0.2ドル(20円)ということになります。先ほどの外貨預金の、1000分の1という格安の手数料です。

信託保全制度があり、証拠金は倒産リスクから守られる

日本でFXが始まったばかりの頃は、顧客から資金をだまし取るような悪徳業者もありましたが、現在ではFX業界も健全化が進み、優良な企業のみが生き残っています。

そのような優良企業は、ほぼ間違いなく「信託保全制度」を導入しており、証拠金の管理は、FX会社自体ではなく、信託銀行によって管理されます。ですので、万一FX会社が倒産した場合であっても、預け入れた証拠金が失われることはありません。

FXのデメリット

高いレバレッジをかけるとハイリスクな投資になる

先ほど、高いレバレッジをかけた場合は、大きな利益が期待できる一方、予想と反対に動いた際には、場合によっては大きな痛手になる可能性があります。

FXは、使い方次第では少額の資金で効率よく資産運用できますが、高いレバレッジをかけるほどリスクレベルが上がるという投資の手法です。

超低レバレッジでFX取引をすると?

レバレッジ1倍の場合

高いレバレッジをかけるとリスクが高まりますが、仮にレバレッジ1倍で運用すれば、外貨預金とリスクはほぼ同じになります。

FXには、ロスカットという仕組みがありますが、レバレッジ1倍だとロスカットに合う可能性は限りなくゼロです。

例えば、1ドル100円の時に、証拠金を100万円入金して、1万ドルを買えば、口座に100万円分入っていて、ちょうど100万円分のドルを買っている状態ですので、レバレッジはちょうど1倍です。

最大レバレッジが25倍のFX会社がほとんどだと思いますが、その場合、1万ドル(100万円)買うのに必要な最低の証拠金は、100万円÷25=4万円になります。1万ドル持っている(建玉を持つ)限り、4万円は「必要証拠金」として拘束されます。

損益を含めた「評価額」を必要証拠金で割った数字(%)を「証拠金維持率」といいますが、ロスカットというシステムは、一定の割合(例えば50%や100%)を下回ると、強制的に反対決済される(ドルを買って持っている場合は、強制的に売られて円に戻される)ことになります。

ロスカット条件が「証拠金維持率100%」だった場合、レバレッジ1倍で1万ドル買って持っている場合のロスカットになる為替レートは、評価額と必要証拠金が同額になる条件から、1万ドルの評価額が4万円にまでなった場合、つまり、1ドルが100円から96円下落して、1ドル4円になった場合です。

過去のドル円の史上最安値は、リーマンショックでドルが急落して円高が進行し、2011年10月につけた1ドル75円台です。また、史上2番目のドル円の安値は、バブル崩壊後の1995年4月の1ドル79円台です。

1ドル4円がいかにあり得ない数字かがわかっていただけるかと思います。

レバレッジ2倍の場合

では、少し色気を出してレバレッジを2倍にするとどうなるでしょうか?

先ほどの例に沿うと、例えば、1ドル100円の時に、証拠金を100万円入金して、2万ドルを買えば、100万円分の証拠金で、200万円分のドルを買っているので、レバレッジ2倍になります。

DMM FXのサイトで証拠金シミュレーションができるので、利用してみましょう。

レバレッジ2倍ですと、ロスカットの条件が「証拠金維持率100%」の場合、ロスカットになる為替レートは52円まで上がりました

レバレッジ1倍の場合は、1ドル100円の為替レートががほぼゼロになるまでマージンがありましたが、レバレッジ2倍の場合は、為替レート変動に伴う損失額は、レバレッジ1倍の場合に比べて2倍になるので、大まかには100円が半値になる約50円分のマージンしかなくなります

重要なのでもう一度繰り返しますが「レバレッジ2倍の場合のマージンは、通貨が半値」です

それでも1ドルが52円まで暴落するまでは耐えられるということです。

ロスカット条件が「証拠金維持率50%」というFX会社もありますが、その場合でもロスカットレートは51円なので、「証拠金維持率100%」の場合とほとんど変わらないですね。

レバレッジ3倍の場合

これで、1倍、2倍と計算してきました。これで最後ですが、レバレッジ3倍の場合です。

レバ2倍と同様に、DMM FXのサイトでシミュレーションすると、ロスカット条件が「証拠金維持率100%」の場合のロスカットレートは約69.5円になります。市場最安値の1ドル75円台に近づいてきましたね

レバレッジが上がると実質金利が上がる

2021年4月時点での、米ドルの外貨預金の1年物は、おおよそ0.25%程度です。つまり1ドル100円で、1万ドル預けて、1年後の為替レートが変わらなければ利子は25ドルになります(売り買いのスプレッドは省略)。

FXではどうでしょうか?
先ほどのDMM FXでは「スワップ(買)」は8円とあります。

DMM FXの取引単位は1万ドルなので、1万ドル買って持っていれば、利子に相当するスワップが1日あたり8円もらえるということです。1年に換算すると約2850円、年利0.285%になりますので、外貨預金に比べても同程度のスワップ(利子)になります。

今のはFXのレバレッジが1倍の場合ですが、レバレッジが2倍、3倍になると、それに応じてスワップの額も2倍、3倍になりますので、実質的な利率はレバレッジ分だけ上がり、レバレッジ2倍だと年利0.57%、3倍だと0.855%になります。

安心なレバレッジは?

これまで見てきたとおり、米ドル/円の場合は、市場最安値が1ドル75円台でしたので、米ドル/円に関してはレバレッジ3倍までは安全圏だと思います。ただし、通貨ペアが異なると話は異なってくる場合があります。

先進国の通貨は、長期的にも「レンジ相場」といって、ある範囲で上がったり下がったりするので、外貨預金的な超低レバレッジ運用は、買いたい通貨ペアの歴史的な最安値を把握し、そのレートでもロスカットされないようなレバレッジに調整するのが基本です

一方、新興国通貨は、高い金利と言う面では非常に魅力的なのですが、通貨によっては価値が一方的に下がり続けるものがあります。このような新興国通貨の場合は、2倍のレバレッジでもリスクを取りすぎということになる場合があるので注意が必要です。

下のチャートは、過去20年の米ドル/円のチャートです。75円~135円の範囲でのレンジ相場になっていることがわかります。

一方、下のチャートは、同じ20年分のトルコリラ/円のチャートになります。2000年初めには1トルコリラ200円近くの値を付けていましたが、この20年間ほぼ下落を続け、今ではその価値は約15分の1にも下落しています。
2021年4月25日時点の為替レートは、1トルコリラ12.8円と、93.7%も値を下げたことになります。

新興国通貨は金利が高いことが多いのですが、外貨預金にしても低レバレッジFXにしても、このようなリスクを含んでいるということは意識しておいた方が良いです。

外貨預金とFXの課税方法の違いにも注意が必要

外貨預金とFXでは、課税方法も違いますので注意が必要です。

外貨預金の場合利息については源泉分離課税になるので申告しなくても大丈夫ですが、為替差益の方は、雑所得として総合課税の対象となり、確定申告を行わなければなりません。

FXの場合は、利益は外貨預金と同様に雑所得の扱いですが、申告分離課税として確定申告が必要になります

また、外貨預金は他の総合課税の雑所得と損益通算することが可能ですが、FXは先物取引に係る雑所得等の金額とは損益通算できますが、他の総合課税の雑所得とは損益通算ができませんので注意して下さい。。

FXの確定申告と言っても特に難しいことはありませんので、ご心配なく。

まとめ

外貨預金を検討している方に超低レバレッジFXをおすすめする理由として、外貨預金とFXのメリット・デメリットの比較超低レバレッジでのFX運用のポイント両者の税制の違いについても解説しました。

FXは怖いと恐れすぎず、低コストで、安定的、かつ効率的に外貨預金的な運用が出来る超低レバレッジFXで資産形成を加速させる人が増えれば幸いです。

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