【FX基礎】FXでの資産運用の魅力

FX
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本サイトでは、FXの活用して、堅実な資産運用を目指します

前の記事では、FXの基本について、概説しました。

本記事では、FXで行う資産運用がいかに魅力的かについて、解説していきます。

FXは危険?

世の中のFXのイメージは、ハイリスクな投機商品で、およそ資産運用とは程遠いイメージがあるかと思います。

以前の記事「FXの基礎知識」でもお話したように、レバレッジをかけられることがFXの特長ですが、FXが誕生した当時は、最大400倍といった超ハイレバレッジの取引を行うことも可能でした。

レバレッジを上げて取引を行えば、当然リターンも大きいですが、その分、損失が出たときの額も大きくなるので、強制ロスカットになる確率も高くなります。そのため、FXが流行り始めた頃に勢いで参戦した人たちの中には、資金管理の重要性を理解しないままに取引し、証拠金を全額失うといった悲惨な事態に見舞われた方々も大勢いました。

当時は、金融派生商品の法律も十分に整備されていませんでしたが、2011年8月以降は、レバレッジを最大25倍に規制する法律が施行されており、以前と比べてリスクの高い取引もできなくなっています。

また、FXが始まったばかりの頃は、顧客から資金をだまし取るような悪徳業者もありましたが、現在ではFX業界も健全化が進み、優良な企業のみが生き残っています

そのような優良企業は、ほぼ間違いなく「信託保全制度」を導入しており、証拠金の管理は、FX会社自体ではなく、信託銀行によって管理されます。ですので、万が一FX会社が倒産しても、顧客が預け入れた証拠金を失ってしまうことはありません。

このように、危険な取引であるイメージとは裏腹に、最近のFXはその商品特性をきちんと把握して取引すれば、決して恐ろしいものではありません。

むしろ、FXを良く理解し、十分な知識を持って運用し、メリットを上手に享受できれば、非常に有効な資産形成ツールになりえます。

FXを資産運用で活用するメリット

それでは、なぜFXが資産形成ツールとして優れているのか、そのメリットを具体的に紹介していきます。

取引手数料が安い

まず第1に、取引手数料が安いということが挙げられます。

通常、外貨預金等で、銀行で外貨を購入しようとすると、非常に高額の手数料が発生します。

銀行によって手数料は異なりますが、大手の都市銀行ですと、米ドルへの両替時には

  • 両替手数料(購入):500円
  • 購入手数料:現レート+1円

といった手数料が必要です。さらに、日本円に戻す際にも

  • 両替手数料(売却):1000円
  • 売却手数料:現レート−1円

といった手数料が必要になってきます。

1ドル=100円の際に1万ドル(100万円分)の米ドルを購入する場合を考えてみましょう。

購入時は、実際より1円高いレートになるので、101万円での両替になり、さらに、両替手数料500円が必要になります。

また、売却して円に戻す際には、100ドルを実際より1円高いレートで売却するので、99万円しか戻ってこない上に、さらに1000円の手数料を支払うことになります。

1ドル=100円で往復の売買を行うことによってかかる手数料は、

(101万円-99万円)+(500円+1000円)=21500円

100万円の両替だけで資金の2%以上が手数料という名目で目減りしてしまう計算になります。
こんなに手数料を払っていたら、資産形成スピードは大幅に遅くなってしまいますね。

これに対してFXは非常に安価な手数料で取引が行えます

FX会社の企業間競争によって、取引自体の手数料は0円のところも多くなってきました。

例えば、SBIFXトレードでは、手数料は当然無料として、米ドルと日本円との売値と買値の差(スプレッドとよびます)は、なんと最低0.00銭、最大でも0.09銭と破格です。
つまり、1万ドルの両替を往復したとしても、0円~9円の手数料しか掛からないことになります。

先ほどの都銀の例では手数料も考慮した取引コストは21500円でしたが、SBIFXトレードだと取引コストは最大9円ということです。約2400分の1のコストということになります。

FXを使えば外貨の取引コストを非常に安価に行えますので、銀行取引に比べて、為替差益が狙いやすくなります。

このように、取引を始める際の敷居の低さが、FXの魅力のひとつです。

スワップポイント

FXの基礎知識」のページでも説明しましたが、FXでは日本円の金利と高金利通貨の金利の差分(スワップポイント)を利益として受けとることができます

南アフリカランドやメキシコペソなどの金利の高い通貨を買って、持ち続けるだけで毎日スワップポイントがもらえますので、FXでトレードする方のなかには、スワップポイントでの利益を狙って投資する「スワップ派」と呼ばれる人達も多くいます。

高金利通貨としては、南アフリカランドやメキシコペソなどが人気です。
最近ではトルコリラにも注目が集まってきていますが、通貨下落リスクが高すぎて個人的にはお勧めしません。

スワップポイント金額は、FX業者によって、ある程度自由に決められているので、FX業者の選び方によっても収益が変わってきます

スワップ運用とお薦めのFX業者については、別途詳しく紹介したいと思います。

資金管理が自分でできる

資産の管理を自分で行えるのもFXの利点の1つです。

例えば、投資信託などは、運用については、基本的に投資会社におまかせなので、楽ではありますが、アクティブファンドと呼ばれるものは、毎月報告書が出されるものの、細かい部分はどのような運用がされているのか、個人投資家にはよく分からない部分もたくさんあるでしょう。

また、自分の大切な資産を他人に預けることになりますので、金融機関の担当者がきちんと優良な投資信託を勧めてくれれば良いのですが、銀行の窓口で進められるものは購入手数料や信託報酬の高いものが比較的多いです。

一方、FXでは取引のタイミングやリスクの管理について、全て自分の判断で決めることができます

とはいえ「そんな日々管理なんか出来ない」という方もいらっしゃるでしょう。もちろん私もその一人です。
一応サラリーマンなので、会社ではそこそこの職責も果たさなければなりませんし、家庭に帰れば二児の父親です。そんな時間はありません。そういう方のためには、超安全運転で基本放置できる「トラリピ」というFXの運用方法があります。(私自身、FXの運用では残高の確認などは週に2~3回程度です)

また、満期なども存在しないので、短期でも長期でも運用できますし、証拠金や利益を確定させて出金することも、また、運用を中止することに関しても、自分自身のタイミングで行えます。

24時間いつでも取引が可能

日中しか取引できない株とは違って、外国為替市場は、土日以外は常に動いており、いつでも取引可能ですので、FXでは24時間収益を出すチャンスがあります。

もちろん24時間取引可能とは言え、一日中パソコンの前に張り付いている訳にはいきません。

そのため、FXでは「レートがいくらになったら買う(または売る)」といった、事前注文を出しておくことができます。これを「指値注文」といいます。

さらに、既に持っているポジションが希望の金額に到達したら利益を確定するために決済するという注文を出すことも可能です。

新規注文と決済注文の両方の注文を事前に出せる「イフダン(IFD)注文」という仕組みもあり、これを利用すれば、例えば、寝る前に指値注文を出しておけば、就寝中に希望価格でポジションが持て、朝起きたら利益が確定していたといったことが可能になります。
これを上手に利用すれば、仕事中や睡眠中も、24時間いつでも取引チャンスを活かすことができます。
このイフダン注文を応用した「トラリピ」という方法を使うことで、24時間、ほぼ自動的に継続して収益を出せる方法を紹介します。

また、FXはスマホやタブレットでも取引できますので、外出先や海外での取引も簡単にできるようになりました。いつでもどこでも取引できるのが、FXの大きな魅力です。

FXの注意点

本サイトでは、FXを活用して、安定的な資産運用を目指します。そのためには、リスクをきちんと理解しておくことが重要です。
以下では、FX取引で気をつけておかなければならないポイントをご紹介します。

資金管理

いちばん大切なことは、強制ロスカットにならないことです。強制ロスカットを受けてしまうと、証拠金の大半を失ってしまいますので、FXにとっては、最悪の事態です。

強制ロスカットにあわないためは、自分の証拠金の金額と、保有ポジションの状態から、為替レートがいくらになると強制ロスカットされてしまうのかを、正確に把握しておく必要があります。

ポジションに対して、一定以上に損失を拡大させないように、逆指値による「損切り」を設定しておくことも重要になります。FXで大損する方のほとんどが、資金管理の甘さによる、強制ロスカットですので、FXでは資金管理が命です。

マイナススワップ

日本円と高金利通貨との金利差で発生するスワップポイントは、日本円を売って高金利通貨を買う場合(ロングポジション)では利益になる一方、高金利通貨を売って日本円を買う場合(ショートポジション)は、スワップポイントがマイナスになるので、日々損失が発生します。

例えば、特に金利の高い、南アランドやトルコリラなどの通貨の場合、ショートのポジションを長期間決済せずに保有し続けると、スワップ損失が日々積み重なり、バカにならない金額になります。

ですので、もし高金利通貨でショートの注文を出す場合は、長期間保有することにならないよう注意が必要です。

メンタル・コントロール

レバレッジをかけて、少ない金額で大きな外貨を扱えるFXでは「メンタル面のコントロール」が重要な要素になります。

メンタル・コントロールの必要性を感じさせる場面として、

  • 損切りができないまま、大きな含み損を抱えたり、強制ロスカットを向かえてしまう
  • ポジションを持ったときに想定していた利益額に到達しないうちに、暴落で損失が出るのが恐くて、予定より小さい額で利益を確定してしまう
  • 自分が抱えきれない損失に平常心を失い、正常な日常生活が遅れなくなる
  • 負けが続くと、一気に取り戻そうと次々に不用意なポジションを建ててしまう
  • ポジションがないと損をしている気持ちになり、不用意に高値つかみをしてしまう

などがあります。もちろん私も全て経験済みです(笑)。

頭では分かっているつもりでも、実際にそのような状況に陥ってしまうと、自分自身のメンタルを冷静にコントロールすることは難しいです。

本サイトは、私のように精神的に左右されやすい人間でも、落ち着いてトレードできる手法をご紹介します。


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