私は大学・大学院時代、物理専攻でしたので、当時は量子力学や相対性理論を勉強しました。
大学卒業して25年以上経ちますので、細かい内容は忘れていましたが「宇宙目線では、地球上で我々人間が見ている日常現象は、物理理論における非常に特殊なケースでしかない」という概念は、深く頭の中に刻まれています。
最近、仕事の関係で相対性理論に触れる機会があったので、少し勉強し直しているのですが、歳のせいか、なかなか頭に入ってきませんね・・
その相対性理論を提唱した物理学者のアルバート・アインシュタイン(1879-1955)は、色々な名言を残していますが、その中でも、今回は投資に役に立ちそうなものを紹介します。
人類最大の発明は複利
これは、有名すぎる言葉なので、ご存知の方もいるかもしれません。
下記が原文になります。
(複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う。)
まるで、投資家のウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスの言葉のようですね。
元々の元本に利息を加え、新しい元本として再投資していく「複利」。以前の記事でも書きましたが、資産形成の時の複利は、私たちの強い味方になる一方、リボ払いのように借金の複利は本当に怖いです。
この世に無限なものはふたつ、宇宙と人間の愚かさ
(無限なものはふたつしかない。宇宙と人間の愚かさだ。そのうち、宇宙については、私にはわからない。)
「人間という生き物は愚かである」事実をきちんと認識して、自分の行動に反映する必要があるということです。
投資でも、例えば「狼狽売り」のように、あとから振り返ってみると「どうしてこんな愚かな行動をしてしまったんだろう」という行動をしている場合も少なくありません。
投資先を分散したり、積立投資で時間分散をする、なるべく運用成績を気にしないなど、「人間は愚かである」ということを前提に、感情を挟まない投資スタイルを確立する必要がありますね。
おわりに
アインシュタインは、他にも様々な言葉を残しています。
●同じことを繰り返しながら、違う答えを求めているなんて、狂ってる。
●失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である。
●困難の中に機会がある
投資だけでなく、社会を生きていく上でも指針になる言葉が多いので、コロナ禍での自粛期間中のインプットとして、一読してみてはいかがでしょうか。
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